お盆休み明け、また少しずつ。

皆さま、お盆中はいかがお過ごしでしたでしょうか。
私はというと、少し怠惰な生活を送ってしまい、お盆前と比べて約2kg増えてしまいました。
年齢とともに代謝も落ちてきていますので、運動をしていないと、どうしても太ってしまいます。
「少しくらいなら大丈夫」と思っているうちに、気がつけば増量と、
改めて、普段から身体を動かすことの大切さを感じています。
お盆も過ぎましたので、気持ちを切り替えて、私自身もまた少しずつ身体を動かしていきたいと思います。
さて、昨年9月に父が亡くなり、今年は初盆ということで、
一つの節目として、これまでのことを思い返す時間がありました。
私の父は、空手道、柔道、合気道、居合道、銃剣道、剣道など、数多くの武道を修めていました。
それだけのものを身につけるために、いったいどれほどの時間を積み重ねてきたのでしょうか。
今になって思えば、その修練は常人の域を超えていたように感じます。
それでも、本人が自分の実績や段位を私の前で誇ることは一度もありませんでしたが、
自分自身も歳を重ねた今になってみると、
どうすればここまで一つの道を歩み続けることができるのかと、ただただ驚くばかりです。
亡くなった後、遺品を整理していると、数え切れないほどのトロフィーや賞状、メダルが出てきました。
その量を目の当たりにして初めて、どれほど多くの試合に出場し、そして結果を残してきたのかを知りました。
けれど、晩年になると、試合で勝つことそのものを第一には考えていなかったようです。
むしろ、負けること。
負けることで恥を知り、自身を省みることを大切にしていました。
武道とは、人に勝つためのものではなく、自分自身を磨くためのもの。
そんな考え方を、長い年月をかけて身につけていたのだと思います。
また、外国人のお弟子さんもおり、その方が父が興した武道の会派を継ぐことになりました。
私は、それはとても自然なことで、本人らしいことだと思っています。
武道に国籍は関係ありません。
本当に伝えたかったものを受け継いでくれる人が現れたことは、とても幸せなことなのではないでしょうか。
亡くなってから、弔問に来てくださった方々のお話を伺うたびに、
私は最後までその人のことをよく知らなかったのかもしれないと思うようになりました。
何十年も親子として過ごしてきましたが、私が知っていたのは、そのほんの一部だったのでしょう。
生前には聞くことのなかった話や、知らなかった人とのつながりを、
亡くなってから初めて知ることもたくさんありました。
そのたびに、「こんな一面もあったのか」と驚かされます。
そして同時に、一人の人間が歩んできた人生というものは、
家族であっても、すべてを知ることはできないのだと感じました。
無骨で、誠実で、義理人情を大切にしていました。
そんな生き方だったからこそ、多くの人が集まったのだと思います。
葬儀の日にも、本当にたくさんの方々が見送ってくださいました。
その姿を見たとき、私は改めて、これまで歩んできた道の大きさを感じました。
もし今も元気だったなら、これからどのように「武の道」を歩み、どんな境地へ辿り着いていたのだろうか。
そんなことを、今でも時々考えます。
私には、父のような才能はないのですが、
それでも、人にはそれぞれの歩み方があるのだと思います。
同じ道を歩むことはできなくても、そこから学んだことや、
生き方を思い返しながら、私も自分なりの道を歩いていきたいと思っています。
まずは、増えてしまった2kgを少しずつ減らすところからでしょうか(笑)。
健康で身体を動かせることは、決して当たり前のことではありません。
今年のお盆を一つの節目として、私自身も改めて健康と向き合い、
これからも一歩ずつ前へ進んでいきたいと思います。
それが、長い年月をかけて「道」を歩み続けた人への、私なりの向き合い方なのかもしれません。
お盆休みも終わり、また日常が始まります。
まだまだ暑い日が続きますので、皆さまも無理をせず、体調に気をつけながらお過ごしください。
今週もよろしくお願いいたします。



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