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その人に合わせた一歩を大切に

執筆者の写真: ゴブルジム・スタッフ
ゴブルジム・スタッフ
7月10日
読了時間: 3分

更新日:7月11日

ジムのテクニカルアドバイザーである齋藤さんは、

昨年、趣味であるスケボーで大怪我を負い、膝の内側側副靱帯(MCL)を断裂しました。

内側側副靱帯は、膝の内側にある靱帯で、膝の安定性を保つ重要な役割を担っています。

急な方向転換や転倒によって損傷することが多い靱帯です。

靱帯損傷は程度によって回復期間が異なりますが、

重度の断裂では日常生活に支障がなくなるまででも数か月、

競技レベルまで完全に復帰するには1年前後、あるいはそれ以上かかることも珍しくありません。

靱帯が回復しても、筋力やバランス感覚、そして「思い切って動ける」という自信を取り戻すには時間が必要です。


そんな齋藤さんは、今年2月から足に無理をかけない範囲で、

リハビリも兼ねてジムでミット打ちを続けてきました。

そして約5か月。

昨日は久しぶりにしっかりと身体を動かすことができ、ステップワークも以前より軽やかになっていました。

本人も「ようやく60%くらいまで戻ってきた感じです」と話していましたが、

その言葉以上に、ミットを持っていて回復を実感しました。

もちろん、まだキックは慎重に行う必要がありますし、

以前のような対人練習ができるようになるには、

もう少し時間が必要かもしれません。それでも、確実に前へ進んでいます。


こうしたサポートをしていると、改めて感じることがあります。

ミットを持つということは、ただパンチやキックを受けるだけではありません。

その日の身体の状態や疲労、痛み、そして本人がどんな気持ちでジムに来ているのかを感じ取りながら、

その人に合った内容を考え、安心して身体を動かせる環境をつくることも大切な役割だと思っています。


このジムで特に大切にしているのは、「誰もが安心して格闘技に触れられる場所」であることです。

ジムには、試合を目指す選手だけではなく、健康づくりやダイエット、運動不足の解消、

怪我からの復帰を目指す方など、本当にさまざまな目的を持った方が通われています。


また、日常生活の中で生きづらさを感じていたり、人とのコミュニケーションに不安を抱えていたり、

気持ちを切り替えるきっかけとして身体を動かしたいという方が、パーソナルを選ばれることもあります。

もちろん、私たちは医療機関ではありませんし、治療を行う立場でもありません。

だからこそ、一人ひとりの身体の状態や体力、その日の気持ちに寄り添いながら、

「安心して運動ができる時間」を提供することを大切にしています。


格闘技というと、「怖い」「厳しい」「強い人がやるもの」というイメージを持たれることがあります。

でも私は、格闘技には身体を鍛えるだけではなく、自分と向き合い、自信を取り戻したり、

気持ちを前向きにしたりする力もあると感じています。

だからこそ、年齢や経験、目的を問わず、

一人でも多くの方に格闘技の楽しさや魅力に触れていただきたいと思っています。

これからも、強くなりたい人はもちろん、怪我からの復帰を目指す方や、

身体を動かすことで心身ともに元気になりたい方にとっても、

「ここへ来てよかった」と思っていただけるジムでありたいと思っています。


だからこそ、私たちは「全員に同じメニュー」ではなく、一人ひとりの身体や体力、

その日のコンディション、そして気持ちに寄り添いながら指導することを大切にしています。

齋藤さんの回復する姿を見ていると、人は焦らず積み重ねることで、

少しずつでも前へ進めるということを改めて感じます。


皆さんそれぞれのペースで、一歩ずつ。一緒に前へ進んでいきましょう。






 
 
 

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