試合をするという事、支えるという事

昨日の練習には、久しぶりに渡辺君が参加してくれました。
試合で怪我をしてから、約二か月ぶりです。
久しぶりに顔を見られたこと、また一緒に練習できたことが、本当に嬉しかったです。
渡辺君は6月の試合でKO勝ちするも、怪我で足の指を骨折し、
さらに神経も切れてしまったようで、今もその指を動かすことができないそうです。
一か月ほど仕事も休んでいたとのことで、ここ二か月間、本当に大変な日々を過ごしてきたのだと思います。
普段、私たちは「安全に練習すること」を第一に考えています。
試合に出る場合も、できる限り安全面には配慮しています。
それでも、試合という形式である以上、お互いが全力でぶつかり合う中で、
事故や怪我が起こる可能性を完全になくすことはできません。
今回の渡辺君の怪我を通して、そのことを改めて強く考えさせられました。
「格闘技だから怪我は仕方がない」
そんな簡単な言葉で片付けてはいけないと思っています。
サポートする側としては、できることなら誰にも怪我をしてほしくありません。
本当に、怪我だけはしてほしくない。
だからこそ、誰にでも安易に試合をすすめるべきではないとも思います。
本人の気持ちや技術、経験、体調、そして試合に出ることによるリスク。
いろいろなことを考えた上で、それでも本人が覚悟を持って挑戦するのか。
そこを一緒に考えていくことも、私たちの大切な役割なのだと思います。
もちろん、どれだけ注意していても、
全力でお互いがぶつかり合う競技である以上、事故が起こってしまうことはあります。
今回のことについて、私自身も深く反省しています。
綺麗ごとだけでは済まされない。
格闘技は常に怪我と隣り合わせの競技なのだということを、改めて心に刻みました。
そして、だからこそ、安全についてもっと考えなければいけない。
どうすれば怪我を減らせるのか。
試合に出ることが本当にその人にとって良いことなのか。
指導する側、サポートする側として、これからも考え続けていきたいと思います。
ただ、昨日、渡辺君がまた練習に参加してくれたこと。
これは本当に嬉しかったです。
怪我をしてからの二か月間、いろいろな思いがあったと思います。
何を言っても、彼の怪我そのものを救うことにはならないかもしれません。
それでも、またここに来てくれたこと、一緒に練習してくれたことに、心から感謝しています。
そして、これから少しずつでも、足の指が動かせるように回復してくれることを願っています。
強くなることだけではなく、安全に続けられること。
それもまた、格闘技を続けていく上で、とても大切なことだと思っています。



コメント