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負けから見える、課題と可能性

  • 執筆者の写真: ゴブルジム・スタッフ
    ゴブルジム・スタッフ
  • 7月27日
  • 読了時間: 3分

今日の日曜日練習には、ワタナベ君が来てくれました。

彼は仕事が忙しく、定期的には練習に顔を出すことが難しいのですが、

それでも時間を見つけ、こうやって参加してくれる姿勢にはいつも感心させられます。

小学生の頃から極真空手をやってきただけあり、蹴り技のキレには目を見張るものがあります。

来年の試合ではどんな成長を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。


今週は、振り返ってみるとかなり純度の高い1週間だったように感じています。

水曜日には、ドラゴンジムから来月に試合を控える大山君が来てくれました。

若い会員の二人リュウセイ君とリン君が、マススパーをさせてもらったのですが、

ローキックやカーフキックを何発も浴びて脚を蹴られまくり、悶絶していました。

しかし、あのような実戦的なプレッシャーを受ける経験こそ、

ジム内だけでは得られない貴重な体験なのだと思います。


木曜日はさらに賑やかでした。

プロキックボクサーの佐藤さんが来てくださり、ドラゴンジムからは大山君と井上さん親子が参加。

佐藤さんに練習の方をお願しまして、ご自身の練習メソッドを丁寧に教えていただきました。

特に印象的だったのは、「スピードで胡麻化さず、正確さと丁寧さを意識する」という事です。

あえてゆっくり、意識的に動くことで本質的な力が磨かれる――私自身も改めて学びを得た思いでした。


マススパーでは、佐藤さんが5人連続で対戦。

ゴブルジムからもコバヤシ君とタケトラ君の2名が挑戦しました。

もちろん、技術的な差は歴然です。ですが、そうした強さの前に立つことそのものに意味があると感じました。

恐怖や緊張を押しのけて、一歩を踏み出すこと。

技術よりも、まずその心がけを大事にしてあげたいと思いました。


そして、その日のハイライトとも言えるのが、佐藤さんと大山君の“強者同士”のマススパーでした。

その瞬間、ジムの空気が変わり、誰もが息を呑んでその攻防に見入っていました。

一挙手一投足を見逃すまいと、真剣な眼差しで目に焼き付けていたように思いました。

言葉では言い表せないような緊張感と迫力が、そこにはありました。

新しい技術やスタイルを学ぶのも大切ですが、やはり最後に残るのは「基本」と「気持ち」だと感じます。

練習を重ねるなかで、自分がなぜやっているのか、どうありたいのか——

そうした“原点”に立ち返れる時間こそが、最も尊いのかもしれません。


そして練習が終わったあと、

例によって佐藤さんはサンドバッグに向かい、1時間以上黙々と打ち込みを続けてから帰りました。

ただひたすらに自分と向き合うように.....これぞ、まさしく強者。


来週もまた、新たな出会いや挑戦があるはずです。

今週、強者たちにたくさん負けたことで、各自の課題もより明確になってきたように感じています。

私は自分が会員さんたちの心に火を灯すタイプの人間ではないことを自覚しています。

だからこそ、こうして強者と対峙する中で自然と火を灯してもらえる機会があったことが、何よりの収穫でした。

そして私はその火が消えないように寄り添い、応援し続けることが自分の役目なのかな、と感じています。

これからも、ひとつひとつの練習を丁寧に積み重ねていきたいと思います。



 
 
 

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